僕がここ最近ずっと愛用しているボールペン、「ジェットストリームエッジ」を紹介する。
ジェットストリームエッジはボールペンとして唯一無二の特徴を持つのに、ボールペン界のハイブランド達に比べて圧倒的にリーズナブル、ちょっと高めな汎用ボールペンという立ち位置なんだ。
僕は主に手帳用に使用しているんだけど、今のところジェットストリームエッジに勝る手帳用ボールペンには出会っていない。
ジェットストリームエッジの基本情報
機構 | ノック式 |
軸仕上 | 先軸:真鍮 後軸:ABS樹脂+塗装 クリップ:ステンレス |
サイズ | 軸径Φ10.8×厚さ12.0×全長143.0mm |
重量 | 13.5g |
ボール径 | 0.28mm |
カラーラインナップ | ブラック、シャンパンゴールド、ネイビー、ホワイトレッド |
定価 | 1,100円(税込) |
ボールペン界の革命児、ジェットストリーム。
「クセになる、なめらかな書き味。」のキャッチフレーズで一躍有名になったジェットストリーム、ジェットストリームエッジはそのペン先が細いバージョンなんだ。
エッジに出会うまでの愛用ペンはジェットストリーム0.5mmで、「滑らかな書き心地」と「THE 黒」といった濃度感のある色味が気に入っていたんだけど、今ではすっかりジェットストリームエッジ一本槍。

ジェットストリームの「THE 黒」な色味はそのままに、滑らかさは落ちるものの、そのペン先の細さは僕の心をガッチリ鷲掴みだ。
油性ボールペン初のボール径0.28mm
ジェットストリームエッジ最大の特徴はやはりその細さ、2019年8月時点では世界最小ボール径0.28mmという点だ。
小さいボール径の油性ボールペンの開発は、インクの粘度が水性ボールペンよりも高いため、ボール径を小さくすると、ペン先の耐久性や、書き味が固くなるなどの解決すべき課題が多く、難しいものでした。
当社では、細字ニーズの高まりに後押しされる形で、技術的に耐久性、筆記性能、書き味の全てを満たす極細0.28mmの実現に向けた開発を鋭意進め、油性ボールペンカテゴリで過去に例のない超極細ボール径0.28mmの発売に至りました。
引用元:三菱鉛筆
書ける字が細かけりゃ細かいほどいいかと言われれば全く持ってそんなことはないんだけど、細かく書きたいニーズは間違いなくある。
従来、油性ボールペンで最も一般的なボール径は細字の0.7mmでしたが、当社の「ジェットストリーム」シリーズでは、極細0.5mmが最も人気のボール径となっています。より小さいボール径0.38mmも人気が高まっており、細字ニーズの高まりがうかがわれます。
引用元:三菱鉛筆
思いっきり勘違いかもしれないけど、細いペンで書いた方が字がキレイに見える。
カラーラインナップは4色展開
ジェットストリームエッジのカラーラインナップは4色展開。
- ブラック
- シャンパンゴールド
- ネイビー
- ホワイトレッド

引用元:三菱鉛筆

引用元:三菱鉛筆

引用元:三菱鉛筆

引用元:三菱鉛筆
僕が買ったのはネイビーなんだけど、他の3色も甲乙つけがたい、雰囲気と質感とマッチしたカラーラインナップだ。
特に「ホワイトレッド」はネイビーと最後まで迷ったカラーで、ジェットストリームエッジの中では明るめなカラーと言える。
ホワイトな軸にシルバーのグリップ、赤いクリップに黒いノック部分、このカラーバランスが実にキレイなんだ。

引用元:三菱鉛筆
それと販売タイミングはよくわからないけど、限定色が販売されることもあって、「ジェットストリームエッジは気になるけど標準ラインナップの4色が気に入らない」って人は限定色を狙うのもアリだと思う。

ジェットストリームエッジの良い点
僕がジェットストリームエッジを使い続けているにはもちろん訳がある。
ということで、僕が気に入っているジェットストリームエッジの良い点を3点紹介する。
- 0.28mmの油性ボールペン
- スタイリッシュなビジュアル
- リーズナブル
0.28mmの油性ボールペンは手帳に最適
ジェットストリームエッジを語る上で、ボール径0.28mmの極細ペン先は絶対に外せない。
当たり前だ、だってそれが売りだもの。
僕は主に手帳用にジェットストリームエッジを使っているんだけど、A6サイズのコンパクト手帳「ほぼ日手帳day-free」との相性は抜群。


コンパクトな手帳はその携帯性の高さが長所な反面、書くスペースが狭い。
そんなときに活躍するのがペン先わずか0.28mmのジェットストリームエッジなんだ。

ジェットストリームエッジ開発者、実はほぼ日手帳day-freeの愛用者なんじゃないかと密かに思っている。

それから、0.28mmというその圧倒的な細さはもちろんなんだけど、インクが油性という点も忘れてはいけない。
水性インクに比べて、書いた文字にじみにくいのが油性の大きな強みだ。
書いた直後の文字を手でこすってみるとよくわかるけど、水性ボールペンの文字はにじんだり消えたりしてしまうのに対し、油性ボールペンはビクともしない。
細かくビッシリ書きたい派にとって、書いた文字がにじむのはストレスこの上ない。
そんなとき、油性ボールペンを使えばストレスは大幅に軽減できる。
スタイリッシュなビジュアル

僕がジェットストリームエッジを気に入った理由は、先に紹介した「ペン先の細さ」に並んで「スタイリッシュなビジュアル」であることなんだ。
事務用品特有のダサさ・チープさが一切なく、これほんとにこの値段?と思える見た目の良さはジェットストリームエッジ開発者に賛辞を送りたい。
ボールペンと言えば、丸くてポッテリとしたプラスチッキーなビジュアルをイメージしがちなんだけど、ジェットストリームエッジはその真逆。
事務用品・オフィス用品というよりは、文房具・ステーショナリーと呼びたくなる佇まいだ。
角ばって細身な上くびれもあるし、素材感は金属チックでプラスチッキーな感じが全くない。
実際には金属素材よりも樹脂素材の方が多く使われているのが驚きなほど、金属パーツとの一体感が美しい。
ジェットストリームエッジはボールペンとしてはやや割高なんだけど、ではデザイン性を捨ててコスパ重視ならばもっと売れたか?と言えばコレは違う。
ジェットストリームエッジの購入層は「ペンなんて書ければ何でもいいや」なタイプではなく、どちらかと言えば文房具一つにしてもこだわりのある、こだわりを持ちたいタイプだろう。
多少価格が上がってでもこのビジュアルにしたことで、文房具にもこだわりたい層の支持を受けたことはなんとなく想像できる。
ビジュアルをガン無視したコスパ重視の文房具ではない、これがジェットストリームエッジの大きな魅力だ。
リーズナブル
ジェットストリームエッジ、性能と見た目の割りにリーズナブルなんだ。
ボール径0.28mm(2019年8月現在)という唯一無二の特徴を持ち、更には所有欲を満たしてくれるスタイリッシュなビジュアルを持ちながらも高価格帯ではないのが素晴らしい。
定価で税込1,100円、替え芯は定価で税込220円。
確かに「ただのボールペン」として見れば決して安価ではないんだけど、「極細で見た目のいいボールペン」と考えれば、充分コスパの良い部類だろう。
ジェットストリームエッジのイマイチな点
ジェットストリームエッジ愛好家の僕だけど、今後改善に期待している点があることも事実だ。
ということで、僕がジェットストリームエッジに不満を感じている点を3点紹介する。
- 極細のペン先は衝撃に弱い
- クリップが使いにくい
- 黒インクのみ(替え芯で変更可)
極細のペン先は衝撃に弱い
0.28mmという極細なボールを考えると当然なんだけど、とにかくペン先が弱い。
ペン先を出した状態で机から落とせばもう一発アウト、極細のペン先は変形しやすくキズつきやすい。

僕はこれまでに2回ペン先を出したままデスクから床まで(約75cm)落としたことがあって、100%の確率でペン先がダメになった。
具体的な症状としては、書き味がガリガリと固く不快になりインクの出が物凄く悪くなった。
ただまあ仮にペン先が痛んでしまったとしても、替え芯を購入して交換すれば復活するから安心して欲しい。
自宅で使うことがメインなら気を付ければ済む話しなんだけど、不特定多数で同じペンを共用する環境や、屋外での使用には不向きなボールペンだろう。
ジェットストリームエッジを愛用するようになって、どんなペンであれ使うとき以外は必ずペン先を引っ込めるクセがついた。
クリップが使いにくい
ジェットストリームエッジにはクリップがついているんだけど、これが地味に使いにくい。
僕としては、ジェットストリームと同じ三菱鉛筆から販売されている「ユニボールワン」のようなクリップが理想なんだ。
ユニボールワンのクリップは一見するとジェットストリームエッジに似ているんだけど、クリップがシーソーのように可動するから、多少の厚みがあってもしっかりクリップできる。


一方でジェットストリームエッジのクリップは見た目こそイケているものの、可動部が一切なくシーソーのような動きはしない、つまり全く動かないんだ。
見ての通りクリップは軸本体と接触していて、クリップと軸の間に入る厚みのものにしか挟めない。

だから僕はジェットストリームエッジを手帳の表紙にクリップ留めしているんだけど、理想は使っているページを素早く開くために、栞のようにクリップしたい。
もう少し価格が上がっても構わないから、ジェットストリームエッジ開発チームの皆さんにはクリップの改良をお願いしたい。
黒インクのみ(替え芯で変更可)
「ジェットストリームエッジの赤インクVer.が欲しい」と思っても、赤インク仕様のジェットストリームエッジは売っていない。
販売されているジェットストリームエッジのインクは黒一択なのだ。
替え芯で赤インクは販売されているんだけど、替え芯だけでは使えないから、やはりジェットストリームエッジの本体が必要になるんだ。
「ジェットストリームエッジの赤ペンが欲しい」となれば、黒インク仕様のジェットストリームエッジを買って、それから赤インクの替え芯に入れ替えるという不毛な作業を強いられる。
手間も費用も対したことはないんだけど、赤インク仕様のジェットストリームエッジも販売してくれというのが正直な思いだ。
三菱鉛筆からしてみればコスト的な理由があるんだろうけど、日本の義務教育を受けてきた身としては、馴染み深い「赤ペン」くらいは標準ラインナップにあってもいいんじゃないかと感じている。
手帳をカラフルに書き込みたいタイプではないけど、黒一色の中に紅一点あると目立つし見やすいしで、僕としては標準ラインナップに赤インクも欲しいところだ。
コンパクトな手帳にはジェットストリームエッジがオススメ

ということで、愛用ボールペン「ジェットストリームエッジ」を紹介してみた。
僕が感じる良い点・イマイチな点は改めて下記にまとめておく。
確かにイマイチな点もあるんだけど、全体的にはものすごく優秀なボールペンだと感じている。
特にコンパクトな手帳を愛用する人には、絶対的にオススメしたいボールペンなんだ。
0.28mmという圧倒的細さのおかげで、コンパクトなノートや手帳であっても字が潰れることなくシャープにスッキリと文字が書ける快感は、一度使うとやめられない中毒性がある。

事務用品として主流である0.5mmと比べると、書き心地・文字の仕上がりは良くも悪くも全然違う。
百聞は一見にしかず、ジェットストリームエッジが少しでも気になれば是非とも極細体験を。

最近はジェットストリームエッジの3色Ver.を愛用中
とまあ、ここまでさんざんジェットストリームエッジを褒めちぎってきたんだけども、2023年1月現在の最近ではジェットストリームエッジの3色Ver.である「ジェットストリームエッジ3」を愛用している。
多色でジェットストリームエッジを使いたい人にはかなりオススメだ。
